« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »

2008年5月

2008年5月25日 (日)

ヘビイチゴが地域生態系を救う?

Dsc_0027

裏庭ビオトープに植えた、ヘビイチゴが可愛い実をつけました。

この近くの空き地や斜面には、よく生えている植物で、見ての通り実も可愛いため、なんだか散歩に行くたびに、ランナーの先っぽをもらってきて植えていたら、けっこうな数になってしまいました。

今のところ、ビオトープ内では一番、占有面積の広い植物になってしまっています。

ヘビイチゴっていうと、なんだかヘビを呼びそうだとか、実が食べられない、いまいち利用価値の少ない植物っていう風にとられがちですが、在来種の中でグランドカバーに使える種としては、なかなかなものです。

入手しやすさといい、育てやすさといい、実の可愛さといい、花の可憐さといい、販売されているグランドカバーとしての園芸植物に決して引けをとらないと思います。

ランナーで殖えるので、石垣や砂利の上にも這わせることが出来ますし、その先端を誘導してやれば、生える範囲もある程度抑制できます。

年中緑ですから、他の植物の抑制効果も充分。

ムラサキサギゴケやキジムシロ、カキドオシなんかも悪くないですが、殖えにくかったり殖えすぎたり、花の時期が短かったり・・・・・やっぱし、オススメはヘビイチゴ、ですかね。

なにより、少々都会化していても、河川敷や線路脇などに行けば見あたるというのもメリットですね。あまり知られていませんが、ヘビイチゴにも地域性があって、変異個体や亜種、別種(ヤブヘビイチゴなど)が見つかっているので、うかつに移動は出来ませんが、徒歩でご近所からいただいて来れるようなら、そんな心配はいらないわけです。

首題のヘビイチゴが地域生態系を救うってのは、まず一つにはこのこと。

園芸種や外来種を使用しなくても、身近な野生植物で、グランドカバーが出来てしまう。

これはなかなかすごいことです。

よく使用されている園芸種やハーブでも、意外と繁殖力が強くて野外に逸出して、野生化してしまっているものが見られますからね。特に、ミントの仲間やレッドクローバーなどはあちこちで逸出個体を見かけます。

そして、もう一つはグランドカバーとして植物を使えば、除草剤などの使用頻度も減らせますし、コンクリで地面を固める必要もなくなるということです。

除草の手間が省けるというのは、ガーデンの管理では本当に助かることです。

さらに、ヘビイチゴの実は酸味が無くて、人間にはいまいちですが、昆虫や鳥など、色々な生物の食べ物にもなりますしね。

あ、ヘビイチゴの実も食べられないと言っても、酸味がなくカスカスしているだけで、毒があるワケじゃないですから、たくさん集めてレモン果汁を加えてジャムにすれば、人間にも食べられるようですけど、私はまだ食べたことはありません。

イチゴのジャムと違った独特の香りは、作る価値ありだとか。機会があればチャレンジしてみたいものです。

さて、非常にいいことずくめのヘビイチゴなんですが・・・・・

どうも最近、「幸せのワイルドストロベリー」と称して、園芸店で販売もされているようですね。

まぁ、違法ってワケじゃなし、営業妨害もしたくないので、それがいいとか悪いとかは申しませんが・・・・・・・。

前述しましたように、ヘビイチゴは在来種ですが、地域変異や亜種、別種がまだまだ見つかる可能性の高い、地域性の強い植物でもあるわけです。

もしも、ヘビイチゴが近くに自生している人が、それを知らずに、販売されているワイルドストロベリーを購入してきて植えちゃうと、交雑して本来の地域の特徴は分からなくなってしまいます。

また、同じ地域の親種苗から殖やした個体ばかりが流通すれば、日本中で同じ地域のヘビイチゴばかりが殖やされ、地域性は次第に無くなっていくわけですね。

ですから、ヘビイチゴを植えてみようかなー

なんて思われた方は、ぜひ、まずご自宅の周囲を探してみて下さい。

河川敷、公園、山沿いの斜面、林縁、線路脇・・・・少しでも緑の残っているところには、ヘビイチゴは生き残っている可能性があります。

それが見つからない時には・・・・もし、グランドカバーを購入されるなら、できればヘビイチゴでなく、シロツメクサや、四季なりイチゴのような園芸種を植えて欲しいですね。

何故なら、シロツメクサはすでに見つからない場所がないくらい、帰化していますから生態系への影響は低いです。

また、四季なりイチゴのような園芸種は、性質的に帰化しにくかったり、万一逸出しても見分けやすいので、駆除も出来ますから。

どちらも、ヘビイチゴに勝るとも劣らない優秀なグランドカバーですしね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月24日 (土)

モウセンゴケ、生える

Dsc_0029

実に、予想外のことが起きました。

プラ池を埋め立てて、雨樋からの水を引き、湿原状にしていた部分に、なんとモウセンゴケが生えて来ちゃったのです。

鬼嫁ビオトープ、始まって以来の快挙と言っても良いかもしれません。

画像の通り、モウセンゴケにしては、葉も多くかなりしっかりした株?です。

この感じだと、かなり前から生えていたのでしょうが、全く気付きませんでした。

そういえば、活きミズゴケをいただいてきた林の縁に、生えているとは知っていましたが。

どうやら、種子か小さな株がミズゴケに紛れ込んでいたのでしょう。

よく見てみると、なんと大小あわせて3株も生えてきていました。

私は食虫植物も結構好きで、これまでにも、市販されているこの仲間も購入しては枯らしを何度もしてしまっていましたが・・・・なるほど、こういう環境だとよく育つんですねー。

食虫植物の何が好きかって、植物のくせに栄養を得るために、動物を補食するなんて、すごいじゃないですか。さらに、特化して進化したこの独特の草体。

やはり、機能を追求した姿は美しい。特に機能の専門性が高くなるほど美しいものです。

ある意味、食虫植物はその最高峰と言ってもいいのでは。

しかし、その割にどの種も、比較的性質が弱くて、環境要求性が高く、エサに昆虫を与えるなんてとんでもない話で、肥料やったら枯れたとか、植え替えたら枯れたとか、水浸しにしたら枯れたとか、乾かしたら枯れたとか・・・・

そういう間抜けな話には事欠かないのが、食虫植物の栽培なのです。

まぁ、タフな性質の植物なら、虫なんか捕獲しないで、根っこから直接養分吸い取るなり、ランみたいに、微生物どもをだまして貢がせるなりすればいいワケで。

しかし、それをしない(出来ない)ところが食虫植物の奥ゆかしさ。それもまた良さです。

その食虫植物が、何の苦労もなくお庭で見られるとは・・・・

とはいえ、今から、食虫植物にとってもっとも危険な夏を越さなくてはいけません。暑さと乾きから、なんとか守ってやりたいですが、ビオトープの管理としては、あまり過保護なことをしては、栽培になってしまいますし、悩ましいところですね。

まぁ、少なくとも遮光のために、おおいかぶさるような低木の植栽と、湿度維持のための工夫はしていこうと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年5月22日 (木)

壁面緑化Ⅱ

Dsc_0028

壁面緑化?的な施工は、一応成功。

コケもそこそこ根付いてきたみたいですし(茶色くなってきたのもありますが)、別プランターで挿し木して養生していたエゾアジサイや、ユキノシタ、ノキシノブを植え付けて、これらの生育待ちってところです。

しかし、またまたすこぉし不満が。

問題その1:やっぱし垂直の部分には、植物(コケも)がうまく活着するまで時間がかかるみたい。

問題その2:屋上緑化みたいな特殊な資材は高いし、趣味で広い範囲をやるには不向き。

問題その3:っていうか、塀沿いに立体的に盛り土するだけなら、既存の造園技術だし。

っっていうわけで、もうひとつの壁面緑化方法に挑戦してみました。

材料は・・・・・・・

100円の圧縮ヤシガラ(前回、ピートモスって紹介しましたが、間違いでした)、山砂、セメントです。

これらを容積比で5:5:1で混ぜ、多めの水で練り込みます。

要は、ヤシガラっていう水を含みやすい素材を、砂とセメントで固めて壁に貼り付けちゃおうって寸法です。ダメ元でやってみたのですが・・・・

上の画像の左の塀の部分、これがそうです。

Dsc_0029

これがアップ。

穴は指であけました。ここにコケとかを詰め込んで、着生植物を植え付けようかと。

これ自体、素手で塗りつけたのですが、もし真似しようとされる人は、ゴム手袋をして下さい。セメントのアルカリで荒れます。

私は皮膚が無駄に強いので平気でしたが。(まぁ、真似する人いないか)

下の方の色の違う部分は、砂の混ぜ率が低かった部分で、すごくもろくなってしまいました。とはいえ、植物にとっては、その方が良いかもしれませんからね。

で、とりあえずはアク抜きのため、放置中。

植え付けは、2~3週間後くらいにしましょうかね。その間に、植えるものを考えておかなくては・・・・・・・

植物の条件は・・・・

・比較的乾燥に強く ・着生性で ・ご近所に生えている

以上です。

・・・・・・つーか、これじゃノキシノブかギンゴケくらいしかないじゃん・・・・・・orz

いやいや、そう考えるは早計かも。

もう少し地道に近所を探してみようっと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月16日 (金)

結局、朝の家事は

Dsc_0021

さて、息子が小学校に行くようになって約一ヶ月半。

結局、朝子供のためにおにぎりやサンドイッチ、卵焼きを作り、みんなを起こすのは私の役目になってしまっています。

早く着替えろと子供を叱りつけている嫁自身が、ベッドに横たわってパジャマ姿なのですから、何の説得力もありません。

私が嫁を甘やかすからいかんのですが。

しかし、集団登校の場所まで連れて行くのまで、私の仕事にしようとし始めたので、これだけは、切れて見せて断固拒否しました。

他のお母さん方も来ている場所に、のこのこ私一人、父親が連れて行ったら、よほどヒマ人みたいですしね。

しかし、戸口で切れたせいで、近所のオバサンに嫁が

「あらあら、いつも大変なのね~」

なんぞと慰められたようで。

ふざけんな!!こちとら、朝5時起きで洗濯、おにぎり作り、水筒の準備までしているのに、ぬけぬけと7時過ぎに起きてきて、パジャマのまんまで「オマエが連れて行け」なんぞと抜かすから、怒りつけただけだよ!!

と、オバサンに言いたい気持ちをぐっと抑えて、こんなとこで愚痴ってます・・・orz

まぁ、それはそうと、初夏っぽくなってきましたね。

画像はヤマブキ。

近くの山から枝を一本とってきて、挿したのが5年前。

こんなに立派な株立ちになりました。

綺麗に咲くようになったなーなんて思いつつ、よく考えてみたら表の庭の植物って・・・

切り花の挿し木から作ったのが

ヤマブキ、アベリア、フサスグリ、オオカメノキ、ユキヤナギ

現場やゴミ捨て場から拾ってきたのが

クロモジ、ツツジ×3株、オモト、ムラサキシキブ、オオバギボウシ、コオニユリ、アマドコロ(斑入り)、ホオズキ、ニラ、キツネノカミソリ、ヤマモミジ

鳥の糞などからの種子から育てたのが

ユスラウメ、ヒサカキ、クヌギ、サンショウ

全庭木のうち、5割以上が苗などからの自作なのに気付きました。

でも、相変わらず拾いモノの割合の多いこと・・・・

いや、誓って盗んだりはしてません。結構、引っこ抜かれて捨てられてたりするんですよ。特にツツジは、虫コブがいっぱいついていたので、たぶんウイルス性の病気だと思われたんでしょうね。盆栽の鉢ごと不法投棄場所に3株捨てられていました。

3年経った今では、実に綺麗な花を咲かせてくれて、元気なものです。

ビバ、ゴミ捨て場。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 1日 (木)

ヤマザクラ

Dsc_0101

なにがなにやら。

これだけじゃ、草むらの写真にしか見えませんね。

しかし、ただの草むらではありません。これ、ヤマザクラの実生苗の繁みなんです。

自宅の目の前にある、小山の上の駐車場、その脇に巨大なヤマザクラがあるのですが、その根元にたくさんの実生苗が出てきていたのです。気付いた時には、かなり驚きました。

ソメイヨシノでは、あり得ない光景でしたから。

知っていましたか?

ソメイヨシノっていう桜は、日本の桜の自生種である「エドヒガン」と「オオシマザクラ」の掛け合わせで作られた人工品種なので、いくら種をまいても芽が出ないのです。

この山に・・・っていうか、近所の郊外の低山地にヤマザクラが自生しているのは知っていましたが、こうも見事に生えているとは。

この山は、カラスのねぐらにもなっていますし、おそらくこの時期には、桜の実をいっぱい食べるのでしょう。実がそのまま落ちても発芽しにくいですから、ペリットとして吐き出された種が、芽生えたものだと思います。

しかし、せっかく生えてきていても、この場所の様子だと、夏には草刈りで全て刈られてしまいそうです。毎度毎度なので、そろそろ批判を浴びそうですが、数本だけ、いただいてきました。クヌギと同じように、プランターで育てて大きさを抑えられたら、春先には蜜を、初夏には木の実を提供する、良い役割を担ってくれそうです。

それと、この駐車場近くに、もう一つ面白い植物が。

Dsc_0100

なかなか綺麗な花です。

これ、オドリコソウです。今では、外来種のヒメオドリコソウの方が幅をきかせていますが、実はこっちの派手で美しい花の方が、自生種。

久しぶりに見ました。っつーか、こんな自宅近くに生えているのを知らなかったなんて・・・・・・・orz

少し、認識を改めて、観察しなおさないといけませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »