ナメクジの天敵!!
いきなりのグロ画像からですみません。
実はコレ、我が家のビオトープ内で発見した、コウガイビルの捕食風景なんです。
説明しますと、二つの固まりは石の上で殺害された二匹のコウラナメクジで、左側の方は食べ終わって離れていく、コウガイビルの頭の部分が写っています。
コウガイビル・・・・・といっても、身近な割に知らない方が多い生き物です。
個体数は少なくないはずなのですが、まぁ、あんまり石の下をめくってみる大人が少ないのと、子供はコレを見つけても、正体を追求することなく、グチャグチャにしまうことが多いせいだと思います。
事実、私も幼児の頃から、庭の石の下でこの生き物を何度も見ていましたが、動きの鈍さと、あまりの不定型な姿に、正直、生き物だとは思っていませんでした。
その後、小中と得意科目は理科で、高校では生物部の部長まで張って、大学も生物専攻。
にも関わらず、コウガイビルの名前と姿が一致したのは、大学二年の動物形態学実習の時だったのですから、まぁ、私の間抜けさ加減を差し引いても、この生き物のマイナーさは推して知るべしです。
しかも、この生き物をご存じの方であろうと、こいつが肉食で、しかもナメクジやミミズなどを食べるなんて、知っている方は更に少ないでしょう。
しかし、ご覧の通り、食べるのです。
以前、「探偵ナイトスクープ」という深夜番組のボツ企画集で、
「ナメクジがミミズを食べるところを見た」
という人が出てきて、必死で普通のナメクジにミミズを食べさせようとしていましたが、結局ナメクジはミミズを食べず(当たり前)呆れて探偵さんは帰ってしまっていました。
が、実は、答えはコレだったわけです。まぁ、種類は大型のオオミスジコウガイビルか、クガビルかも知れませんが。
あ、ちなみにこのコウガイビルは「ヒル」とついてはいますが、扁形動物に分類され、いわゆるプラナリアの仲間で、ヒルの仲間ではありません。
クガビルは環形動物で、ヒルやミミズの仲間ですけど。
どっちも、人間にとってはまったく無害。
外来ナメクジを食べてくれることを考えると、有益といっても過言ではないと思うのですが・・・・・・・・
存在を知っている人には、たいてい、全力で嫌われている生物の筆頭ですね。
まぁ、確かに・・・・・・・私も正直言って、好きな生き物ではありません。
身の毛がよだつほど嫌いってわけでもないですが、出来れば一緒に寝たくはないですね。
私の知り合いにも、タランチュラを含め、クモを何匹も飼育していたヤツ、ヘビをこよなく愛する女性、カビや変形菌を自宅アパートで培養していたヤツ、外国産オオムカデを長年飼っている先輩、30センチの熱帯ヤスデを十数万で買ったヤツ、外国産の巨大ゴキブリを数百匹増やしてネット販売していたヤツ・・・・・・
出身が生物学だけに、普通の感覚からはみ出すどころか、普通という言葉自体を、遙か彼方に忘れてきたような、色んな知り合いがいますが、このコウガイビルを「好き」と言った人間には、ついぞお目に掛かったことはありません。
このねっちょり感といい、長さといい、のたくる動きといい、のっぺらぼう加減といい・・・・
あらゆる点が、人の生理的嫌悪感を煽るようです。
とはいえ・・・・・・驚いたことに、東京のとあるペットショップで、大型のミスジコウガイビルが数千円の値段で売っているのを目撃したことがありますから・・・・・・買うヤツ(飼うヤツ)がいるんでしょうね。・・・・・・・・こんなのでも。
まぁ・・・・・・・・・
陰に生き、陰に死するがコウガイビルなど石の下の住人達の定め。
鬼嫁に見つかることはまずありませんし、なにより、最近コウラナメクジが増えすぎて、せっかく挿し木をしたエゾアジサイや実生の樹木が穴だらけにされていましたから、むしろ我が家のビオトープにとっては、大歓迎すべき生き物ってわけです。
悪し様に書きまくりましたが、このコウガイビル、そういうわけで皆さんのお庭にも、住んでいてくれれば、食塩やその辺の妙なナメクジ忌避剤などより、ずっと効果的でしょうから、嫌ってもいいですから、できれば駆除しないであげてほしいものですね。
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コメント
うちの裏の草むしりをしていたら、コウガイヒルがいました。何なのか良くわからず、けど気持ち悪いので調べたいたらここにたどり着きました。そんなに珍しくないとあって、少し安心しました!
投稿: りょう | 2009年6月28日 (日) 17時08分
りょうさん、コメントありがとうございます。
コウガイビルは、実際、気持ち悪い生き物ですよね。
某巨大掲示板の園芸関連では、KGBの略称で通っているようです。
庭という身近で小さな環境でも、自分の知らない生き物がたくさんいるというのは、すごいですよね。
投稿: manaty | 2009年6月30日 (火) 07時38分
そうなんですか!!!ナメクジの天敵は無事存在してくれていたんですね!!!!とってもうれしいです。
実は私、元花屋でして、母の日の前なんかには、雨が降った日には、地面からナメクジが大量に沸いて出てきて、カーネーションの鉢植えを食べてくれちゃったり・・・カーネーションを店頭に出す前に必死で(もう時間が無いので素手で)ナメクジを探しまくり、ゴミ箱に捨てておりました。結婚してからは社宅のベランダガーデンにも出没。土があるところに必ずナメクジあり・・・とようやく悟りました。でもナメクジと同じくらいコウガイビルくんもいてるのですね。うちのベランダにも住み着いて欲しいです。放流したいです。ちなみにこのまえバラの鉢植えの中にミミズの赤ちゃんを発見しうれしく思いました。結婚9年目の我が家のベランダには、度重なる主人の転勤に伴う転居にもかかわらず、昨日はヤモリ君も見つけました。
スミマセン、長々と・・・ナメクジの天敵が見つかって余りに嬉しかったので。
ちなみに私は大学は文系ですが、教養課程で受けた生物学の教授が「有明海に生息する生物」の専門家で、戦争中にはまだ学生でしたが実習で捕獲した海の生物を食べるのが楽しみだったそうです。ちなみに学生の栄養状態は、理学部生物学科の学生が一番良かったそうです。その教授の話はすごく面白かったです。
投稿: れいこ | 2009年9月 3日 (木) 09時25分
れいこさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
ナメクジは、どこでも這い回るので困りものですよね。
でもコウガイビルは、ナメクジよりは数が少ないので、ベランダに住み着かせるのは、なかなか大変かも。それに、キモイですよー。
ヤモリとかミミズが住み着くような感じなら、大丈夫かも知れませんが。
でも、ベランダなら乾き気味に作ることで、ナメクジの個体数はかなり抑えられますよ。
それと、高層マンションのベランダなら、新しく自力ではい上がってくる可能性は低いと思うので、今いる個体を、ビールトラップなんかで捕獲し尽くすことも考えてみては?
あと、そういう色んな生き物に住み着いてもらうのがお楽しみなら、ベランダビオトープってのも良いかも知れませんよ?
アマガエルが住み着いてくれれば、彼等も小さなナメクジなら食べてくれます。高層マンションだと無理ですけど・・・・。
投稿: manaty | 2009年9月 4日 (金) 07時46分
そうなんですか。きのうからこちらのブログ、いろいろ興味深く拝読させていただきました。
私は九州の超田舎出身ですが、コウガイビルにはまだ一度もであったことがありません。九州はコウガイビルにとっては暑すぎるんでしょうか。大阪での目撃談が「探偵ナイトスクープ」という番組で以前紹介されて多様に記憶しております。2ちゃんねるなんかでも東京近辺での目撃談ばかりのようで・・・・。で、コウガイビルってナメクジを丸呑みして捕食するわけではないんですか、殺害されたナメクジの死体が残るって事は・・・・・?
今は築30年近い鉄筋コンクリリート製のアパートの4階に(4階で最上階なんで高層ではありませんよね)住んでいますが、ヤモリは自力であがってきたようです。ミミズやナメクジは・・・市販の園芸用土や腐葉土しか使ってませんので、土の中に卵が混じってたのでしょうか。きのこが生えてきたりしてましたんで。狭いベランダですが、3階に住んでたころには雀やもっと大型の野鳥が街中でも飛んできたりして、うちのベランダにふんを落としていったり、バラの新枝に止まろうとして折ってしまったりしてたようなので、限られた空間の中で食物連鎖が起こっているようです。今の社宅は大阪南部の某ニュータウン内にありますが、けっこう山の中のようで、大き目のアリと普通に見かけるアリ2種類も上ってきてるようです。
仮にアリが我が家の鉢の中に巣を作って(以前、ほんとにありました!)しまった場合、転勤のときもアリを一緒に引越しさせて良いものかどうか・・・・悩み中です。
これからもブログ、楽しみに訪問させていただきますので宜しくお願いいたします。
投稿: れいこ | 2009年9月 4日 (金) 19時01分