コンテリクラマゴケ
青い。
なんと青いクラマゴケ、発見です。
場所は、会社近くの二次林の中。バスのいるため池上部の山道でした。
見つけた時は、小躍りしましたよ。
だって、こんなブルーのクラマゴケなんて、見たことありませんでしたし、新種ではないにせよ、かなり珍しい変種か何かに違いない・・・・・・・と思っていましたから・・・・・・
・・・・・・・・・まさか外来種とは・・・・orz
そうなんです。
知っている人は、「なんとアホなヤツ」
と思われたでしょうが、実はこの植物、「レインボーファン」なんて、インドの山奥で修行でもしていそうな商品名をつけられた、れっきとした観葉植物として、販売されています。
・・・・・・・しかも、けっこう安価。
しかも、調べてみると各地で野生化しているようです。本来中国産ですが、比較的南方系のくせに、こんな雪国にまで、定着してしまうとは恐るべし。
しかし私は、趣味で植物を育てている方達に言いたいことがあります。
あなた達、最後の処理がアバウトすぎ。
花期が終わったり、見頃が過ぎたり、観葉植物だと室内で徒長したりすると、あっさり捨てますよね。パンジーやビオラだって、さあ、これから種子をつけようって時に、あっさり引っこ抜かれてポイ。うまく育てれば、何年も咲くベゴニアだって、捨てられています。
生き物だとはいえ、買った以上は自分の物ですから、それは百歩譲って仕方ないです。
でも、半分生きているような鉢植えを、なんだか鉢ごととか、引っこ抜いて鉢の形のままとか、河川敷や休耕田、林縁などに捨てに来る人の多いこと。
私がこれまで拾った鉢植え。
シンビジウム、ゴムノキ、ノースポール、シャコバサボテン、名称不明のサボテン、イチゴ、ゴールドクレスト、斑入りカポック、ベンジャミンゴム・・・・・・・・・
凄いとこでは、河川敷にしっかり植えられたオリヅルラン。
・・・・・・・・なんで??
ゴミに捨てるのは可哀想だとでも思うのでしょうか?
可哀想なら、最後まで栽培してあげればいいでしょう。
そもそも冬期になれば、熱帯種は枯れます。
いや、枯れればいいですが、枯れなかったら??。
最近では、温暖化で雪も少なく、屋外で越冬してしまう種が増えてきています。
カポックやゴム、ドラセナ、柑橘系の熱帯種なども、北陸で地植えで冬越ししてしまうようになってしまっています。
おそらく、この「レインボーファン」こと、和名「コンテリクラマゴケ」も、そんな感じで林縁にポイ捨てされた鉢植えから広がったものでしょう。
林の一角に一大群落を築いていましたから、ほぼ、帰化したと言っても良い状況です。
日本の生態系にどんな影響を与えるか、現状では未知数ですが、影響が出てからでは、ほとんど対策不可能なのも、外来生物問題の特徴です。
大したことないと良いのですが・・・・・・・・
でも、お願いですから、鉢植えをそのへんにポイ捨てしないでください。
私が拾った植物たちは、手当の甲斐無く枯れたのはほんの少し。ほとんどは回復して、里子に出て行ったり、現在もウチにあったりします。
洋蘭なんか一鉢も買ったこと無いんですが、シンビジウムもデンドロビウムも持ってます。
できるならば、最後の最後まで面倒を見てやって下さい。
どうしても捨てるなら、燃えるゴミか、燃えないゴミとして捨てて下さい。
どうも、鉢植えの土や植物を、回収してくれない自治体もあるようですが、そのまんまだからダメなわけで、分別すれば大丈夫なんじゃないでしょうか。
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コメント
そういえば、熊本で江津湖に捨てられ大量に増えすぎて、水前寺のりの生存を脅かした「ウォーターレタス」。ようやく販売禁止になりましたね。
つい先月の転勤前まで住んでいた社宅では、なぜかシペラス・パピルスが大繁殖しておりました(福岡県でです)。
投稿: れいこ | 2009年9月 3日 (木) 09時51分
そうなんです。
暖地では、けっこういろんな種が野生化しちゃうので、もう少し販売は規制があっても良いと僕も思います。
山野で植生調査をしていて、見たことのない植物に出会ったとき、以前なら、初確認かと思って心がときめきましたが、今では「外来種」あるいは「園芸種」ではないかと、まず疑ってかからなければならないので寂しい限りです。
ホームセンターとかで、新しい品種や種類が「植えっぱなしOK、とても丈夫です。」なんて書いてあると、ゾッとしますね。
本当は、ホテイアオイやシュロガヤツリなんかも特定外来生物指定して欲しいものなんですが・・・・。
投稿: manaty | 2009年9月 4日 (金) 07時53分