杉並区のネコ虐待事件
久しぶりの更新です。
なんと一ヶ月以上・・・・・・ネタがなかったわけではないのですが。なんやかやと忙しくて。
しかも、娘が昼寝を覚えて夜更かしに、鬼嫁が妙に早起きになったため、書いている時間がないんですわ。
そりゃそうと、首題の件。
杉並区で、猫の背中を切り付ける事件が続発しているようです。
どうやら、背中や腰の皮を引っ張って、ハサミのようなモノで切り取っているようで・・・中には腎臓近くまで達する切り傷もあったようですね。
こういう事件があると
---なんて酷いことする人がいるの?可哀想で涙が---なんてブログが、あっちこっちで見られてるんじゃないでしょうかね。
確認はしてませんが、確信できます。
私も、一部同感です。
なんで、食いもしない生き物を、傷つけるだけのようなマネをするのか。
狩猟本能?加虐欲求?
無抵抗な生き物を、痛めつけるのを目的に痛めつけるのは、異常としか言えないでしょう。
許せないとか何とか偉そうなことは言いませんが、一言で言えば、歪んでますね。
まぁ、キャッチ&リリースとかを標榜する釣り師の人も、結果的に似たようなことをしているワケですが、彼等はその自覚はナシでやっているわけですから、異常とは言えませんね。
なにより、おかげで生息域を拡大できているブラックバスは、別に文句は言わないでしょう。
まぁ、ブラックバス問題は別の回に譲るとして。
でも、ニュース見ていてアレ?って思いませんでした?私は思いました。
虐待を見つけたあのオバサン、なんで、自分の飼い猫でもない野良猫に、わざわざエサをやりに、自転車に乗ってまでやってきて、公園でエサをやって、多数のネコを居着かせているのでしょう?
可哀想だから?
可哀想と思うなら、ちゃんと自分の家で飼うべきです。
生き物を飼うということは、その生き物の一生を、自分の全責任を持って最後まで見届けることです。それには、自分自身の命を削って相手に与える覚悟がなければならないと、私は思っています。
おそらく、フンの始末も、予防接種も、避妊も、何もしていないのではないでしょうか。
そうであれば、飼育しているとは言えないでしょう。
しているのがエサやりだけならば、大変無責任な行為と私は思います。
相手は命を持った生き物です。自分が出来る範囲のことをすればいいというワケではないでしょう。そんなことがまかり通るなら、ニシキヘビだのオオトカゲだのタランチュラだのを不完全な飼育設備で飼育して、結局手に負えなくて逃げられたり逃がしたりする、大馬鹿野郎の行為も肯定されなければなりません。
よく勘違いされますが、ネコは本来、外来種です。
しかも日本の自然環境下では生きていけません。日本の厳しい冬が越せないのです。それが証拠に、原生林や原野でネコを見たことがある人ってほとんどいないと思います。
たまにいても、迷ってきただけのこと。エサを与えなければ、一年ともちませんから、少なくとも、本州の山奥では繁殖して殖えすぎたりはしません。
野良猫の存在は、人間のルーズな飼育法や、ルーズな生活があってこそ成り立ってきたわけです。だから、野良猫のいる風景を、好ましいと感じるのは勝手ですが、猫にとってそれが望ましい状況では決してないわけです。
もし、そうしたルーズな人間生活のおこぼれをもらって野良猫が存在する程度なら、あそこまで数は増えないと思います。
おそらく、杉並の公園では毎年、子猫が生まれているでしょう。エサを与える人がいるので、食いっぱぐれがないだろうと捨てる無責任な人もいるでしょう。
もちろん、過酷な条件下ですから、交通事故や病気、寒さなどで死ぬネコも少なくないはずですが、少しずつでも数は増えるばかり。いまさら、個人が室内飼い出来る状況でも無さそうです。
公園はネコの為にあるわけではないのに。
もし、ここでFIV(ネコエイズ)やパルボ、ネコジステンパー、さらには恐水病(狂犬病)などが流行れば、どうなるのでしょうか?
それでネコが全滅するのも自然でしょうか?しかしそもそも、自然の生き物ではありませんよね。
しかも、伝染病が人間や野生生物にうつるような病気なら、重大事です。
これは、絵空事ではありません。
ニホンオオカミの絶滅原因の一つと考えられているのが、飼い犬からうつったジステンパーや狂犬病ですし、現在、日本のタヌキに蔓延している疥癬症は、在来のダニによる病気ではなく、ペットからうつったモノであることも分かっています。この病気で、タヌキが次々に死んでいっているのをご存じでしょうか?
またそれ以前に、都会でも繁殖しているキジバトやセキレイ、チドリなどの野鳥の巣、カナヘビやトカゲ、カエル、昆虫などは、こうしたネコのおやつにされている事は間違いないでしょう。
ハトへのエサやりは、今やあちこちで規制され始めていますが、ネコに対してもエサを与えるだけの無責任な態度は、改めるべきだと思います。
簡単なことです。
本当に可哀想なら、責任を持って飼育すべきです。
自宅で基本的に外には出さず、フンの始末はもちろん、予防接種、産仔管理をして、愛情をかけて飼育するべきです。
経済的、家庭的事情でそれが出来ないなら、その姿がどれほど哀しくても、関わってはいけません。
痩せ細ったネコの向こうに、同じように苦しむ、無数の子猫たちの姿が見えるなら、心を鬼にしてエサを与えないことを選択すべきでしょう。
「かわいいこねこをもらってください」 ポプラ社 なりゆきわかこ/作 垂石真子/絵
という絵本があります。
この主人公の親子を、少しは見習えと言いたいです。
同じように、ネコに対してやっていることでも、エサやりだけをしている人とは、大きな隔たりがあります。
命に対する責任ということを、知るべきではないでしょうか。
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