ビオトープ

2008年8月 5日 (火)

オオバコのうどんこ病

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ひどい有様です。

鬼嫁ビオトープのアクセントとして、抜かずにおいたオオバコなのですが、6月頃から異常に成長。見たこともない大きさに育っていました。

回りに競争する植物が無く、堆肥場のすぐ脇ってこともあって、栄養分が充分だったのでしょう。いや、充分というか、過剰だったようで。

農作物もそうですが、単種を急激に生育させると、病気や害虫の標的になりやすいようです。このオオバコも、どうも、うどんこ病に罹ってしまったようで、植物全体が真っ白。既に一部が茶色くなりかけています。

果たして、このまま放っておくとどうなるのか、興味深いですね。

実際、野外でもオオバコはうどんこ病に罹っている個体は見つかります。しかし、ここまでひどい状態を見たのは初めてです。

このまま放っておけば、キイロテントウなどのうどんこ病を食べる昆虫が来てくれるかも知れませんし、他の植物にも感染して、えらいことになるかも知れません。

オオバコは多年生植物のはずですし、来年どうなるかも見物です。

野菜や果樹を育てておられる方は、こんな呑気な話を言っておれないのでしょうが、少なくとも鬼嫁ビオトープ内に、農薬を撒く気はさらさらありませんから、今後の推移を見守ることにします。

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2008年7月31日 (木)

エビヅルの実生

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久しぶりに、鬼嫁ビオトープについてです。

以前から、どうしても欲しかった植物がありました。

それは、エビヅル。

ご存じの方もいるかも知れませんが、要するに平地性のヤマブドウみたいなものです。

ヤマブドウの苗というのも、販売されてはいるのですが、ビオトープへのこだわりとしては、やはり地元産の植物種、しかも地元の個体から採取した種子で実生から始めたいと思っておりました。

しかし、このエビヅル、植物自体は珍しくないとされているのですが、非常によく似たノブドウはよく目に付くのに、なかなか見つかりません。

たまに見つけても、鳥に食べられたのか、それとも元々実をつけにくいのか、種子がとれそうな実をつけた株は、もっと見あたりません。

挿し木でも大丈夫そうではあったのですが、せっかく挿し木をしても、実のなりにくい株だったりしては、あんまり意味がありません。

目標としては、ミツバアケビとアケビ、そしてエビヅルによって緑のアーチを作り、木陰を作り出して、しかも秋になったら実を食べられるというのが夢ですから、時間が少々掛かっても、しっかり小苗から育てていきたかったのです。

そんな中、昨年の晩秋に、ようやく葉の陰に一房・・・・というか数粒だけ食べ残されたエビヅルの実を発見したのです。

丁寧に果肉を洗い落とし、さっそくプランターに埋めました。

で、5月頃になって、ようやく芽を出し始めました。画像は今年の6月の初旬で、少し育ています。

株数は4株。

本場の数が増えてきたのと、プランターの鹿沼土では大きくならないので、地植えにしました。

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画像は地植えにして、一ヶ月ほど経過したものです。

・・・・・それにしても、成長が遅い・・・・・orz

一年草のアサガオやヘチマなんかが、一日見ないうちに別の植物のように繁茂していたりするのに比べ、コイツは大器晩成型??

葉は大きくなっていますし、しおれている感じでもなく、問題があるわけでは無さそうなのですが・・・・。

しかし、もしかすると植え付けた場所の土、表面には、腐植質でマルチングしてありますが、土自体は栄養分の少ない赤土なので、その影響もあるのかも知れません。

まぁ、たまに樹木に見られるように、最初の一年とかは、ほとんど生育しないくせに、ある一定の大きさを越えるころから、手がつけられないほど生育するのかも知れませんけど。

どちらにせよ、エビヅルの実が収穫できるのは、相当先のことにはなりそうです。

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2008年7月30日 (水)

都市型河川の問題

一昨日の28日、近畿地方を中心に全国の広い範囲で激しい雷雨があり、神戸市灘区の都賀(とが)川で、男女十人が豪雨による急な増水で流され、小学生二人と保育園児一人を含む、五人の方が亡くなりました。

楽しい川遊びが、一転して悲劇に。

本当にご冥福をお祈りします。

しかし、神戸市のこういう場所の危険性、私は以前から知っていました。

もう10年以上前になりますが、そう、ちょうど阪神大震災のころ、私は神戸に住んでいました。当然のように、その頃から生き物好きで川で釣りや魚捕りをするのを趣味にしていましたから、通勤に使っていた阪急線の窓から見える河川を観察しつつ、河川の構造、その時々の水量や植生などから、どんな生物がいるか推測し、網を持って出かけたものです。

電車の窓から観察できるのは、この都賀川だけではありません。六甲山系からはいくつもの急勾配な河川が海へ向かって流れ込んでいます。

しかも、その全てが三面護岸か、それに近い施工がされていて、多くの河川は植生、底質がゼロ。つまり、護岸、法面はおろか、川底までほぼ完全にコンクリで固めた水路となっていました。

そういった河川の多くは、流域断面確保のために、深く掘り下げられていて、川底が路面から数mの深さにあるため、とてもではないですが川まで降りて、生き物を探すなんて事は出来ませんでした。

しかし、この都賀川もそうですが、部分的に階段が設けられたりして、親水公園として機能している場所もありました。そういう場所で、何度か網を入れてみましたが、成果はほぼゼロに近かったものです。

こうした河川に共通して言えることは、魚類がほとんど見られないということです。(わずかにカニなどはいました)

三面護岸なんだから、当たり前と言えば当たり前ですが、平地の用水路や河川では、たとえ三面護岸でも、段差の下の水たまりや、石の下などには、魚類がいるものです。

そうした場合、多くは魚類の供給は上流から流されてくるか、下流から遡上してくるかで、三面護岸の場所で繁殖しているわけではありません。

で、当時は、上流は山からの湧き水、下流に海しかないのだから、魚類が見られなくても当たり前か、くらいに思っていました。

しかし、今回のような増水があった時、海ギリギリの河口域で不可解な現象を見たのです。

それは、ウナギの群れです。

エンピツ大から、50センチクラスの大物まで、大小取り混ぜて、50匹くらいはいたでしょうか。

岸近くの水面をゆらゆら泳いでいて、普段なら真っ昼間から水面近くへ上がってくることなどないはずなのに、おかしいと思って捕獲して観察すると、あきらかに傷ついて、弱っている個体もいました。

いったいこれはなんだったのか。

ウナギの遡上能力は、人智を越えています。

他の魚類であれば、まず遡上不可能な、ほぼ垂直のコンクリの壁であっても、1m程度なら、体を貼り付けて登ることが報告されていますし、ヒビのような隙間さえあれば、そこを足がかりにして更にどんどん登ります。

ここからは推測に過ぎませんが・・・・・

おそらく、ウナギ達は三面コンクリ護岸の川であっても、遡上することが出来たため、まばらにではありますが、生息していたのでしょう。

大きな石の下や、コンクリのひび割れなどに身を隠せば、人間に見つかりはしませんし、エサは流下昆虫やミミズ、カニなどの甲殻類でなんとかしのげます。

ところが、大雨があると、今回の事件のようにあっという間に増水。

大きな石も何もかも流され、水圧のせいでコンクリのひび割れた隙間からも水が噴き出す有様。ウナギたちは押し流されて、河口まで来てしまい、へろへろになって泳いでいたんだと思います。

そんな河川に、他の魚類が住めようはずもありませんが、さらに恐ろしいのは、そういう場所が親水公園として整備されてしまっていることです。

淡水魚の中でも、かなり強靱なウナギが、不意をつかれて押し流され、へろへろになるような場所に、親水公園を作るなどというのは、人間を集めておいて押し流す、「罠」みたいなもんです。

しかし、そもそもどうして、こうなるかと言えば、言わずと知れた都市型河川の問題点。

雨水がほとんど地下浸透せずに、一気に低い方へ流れ込むため、排水路と化した河川には、周囲からの水が全て集中してしまうわけです。

東京の中心部でも、豪雨の際にはマンホールのフタが浮いてしまいますよね。

あれも、同じ現象が起きているのです。

特に神戸は、六甲山地から海まで急傾斜で距離も短く、一気に増水して当たり前、としか言いようがありません。

今回の事件から、私が危惧するのは、河川親水公園型のビオトープ全てが、危険というレッテルを貼られないかということです。

人々が、特に子供達が水辺の大切さを感じるためにも、親水公園のような施設は、特に都市に必要だと思っています。

しかも、三面護岸しかないような河川では、親水公園の部分だけでもワンドが形成され、転石や水生植物が植栽されれば、そのほんのわずかの空間へ、水生昆虫や甲殻類、うまくすれば魚類も生息できるかも知れないわけです。

しかし、親水公園そのものが危険とされれば、利用はおろか、今後の整備もおぼつかなくなるでしょう。

本当の問題点は、そんな所ではないはずです。

なぜ、本来自然河川であるべき場所に雨水を一気に流すのか。

最終的に河川に流すのは仕方ないとしても、雨水対策として「緩衝」の機能を都市に付加すべきなのです。

対策としては、調整池のようなものを上・中流部にもっと多数作って、降雨後長時間をかけて流す方法もあるでしょう。都市には場所が無さそうですが、これは、地下を利用すれば、ある程度可能だと思います。

公園や学校の校庭などならば、深く掘り下げて雨水調整池兼湿地ビオトープとして整備も可能でしょう。こうした調整池を親水公園化すれば、憩いの場所としてだけでなく、緑地化によって、ヒートアイランド現象の緩和にも寄与します。

道路舗装や民間の敷地内でも、雨水浸透型の施工を義務づけたり、補助金を出すなどして表流水を減らす方法もあるでしょう。

また、神戸市の場合は、空港や人工島建設の為に伐採されて、土砂を採取され、赤土むき出しになった六甲の山々にもう一度きちんと植林することで、元々あった山林の保水能力を復活させる必要があります。

これらの対策は、地球温暖化が進みつつあり、天候不順による集中豪雨が頻発し始めた現状では、急務といえるでしょう。

しかし、きちんと実現すれば、多少の雨が降っても、水位の上昇が多少でも緩やかになり、少なくとも避難する時間くらいは稼げるようになるはずです。

また、豪雨が降れば数分で荒れ狂うこの河川は、日照りが続けば水位がほとんどゼロにもなります。

ウナギやカニ以外の生物が住めない理由が、ここにもあるわけです。

しかし、雨水を調整して、長時間かけて流すようにすれば、そんな事も少なくなるでしょう。

その上で、海からの段差を魚道で解消したり、自然護岸を取り入れることで、こうした都市型河川にも、少しずつ生き物が帰ってくるはずです。

今回の件で、遺族の方達も、運良く助かった人たちも、親水公園を恐怖し、もしかしたら憎悪するようになってしまうかも知れません。

これは、本当に哀しいことです。

自然の河川で、自然本来の営みの中で、被害を受けてしまうことは、仕方ありませんが、今回はハッキリ、人災といえます。

都市計画した、官公庁の方達、建設コンサルタントの技術者の方々は、今回の件について法的責任は問われないかも知れません。

しかし、少しでも責任を感じているなら、雨水調整対策に、大きく予算をつけるべきだと思います。

そうでなくては、亡くなった方達は浮かばれないのではないでしょうか。

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2008年6月16日 (月)

アリの行列

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鬼嫁ビオトープに、待ちに待った方達がやってきました。

そうです。アリさんです。

「何言ってんのこの人?」

と馬鹿にするなかれ。

アリを目の敵にする人は非常に多いですし、専用殺虫剤まで販売されていますが、このアリこそ、地上のミクロ生態系の基本種であり、彼等無くしては庭園ビオトープは成り立たないと言っても過言ではないでしょう。

確かにアリは、うじゃうじゃと何にでもたかって、気持ち悪いです。

でも、逆に考えてみてください。

彼等がいなかったら、虫の死体はそのまま。

落ちた果実などもそのまま。草の実も落ちっぱなし。

また、彼等は若齢のイモムシも大好物。

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クロヤマアリVS黒いイモムシ

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クロナガアリVS緑のシャクトリムシ

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そして、極めつけはこれ。

トビイロケアリ?VSイラガの幼虫

もう、なにかというと殺虫剤を撒く、虫嫌いのガーデナーの方っていらっしゃいますよね。

アリを殺す殺虫剤を撒き、イラガが発生したといって殺虫剤を撒き、ハチが巣を作ったと言って殺虫剤を撒き・・・・・すみません、端から見ていて、非常に滑稽です。

イラガをはじめとする毛虫、イモムシは、クモやカマキリ、アシナガバチも食べますが、彼等も殺虫剤であっさり死にますからね。

もちろん、アリは毛虫やイモムシだけでなく、バッタだろうがミミズだろうが、小さい個体は、隙を見せればアリに襲われます。

でも、そういうことがなかったらどうなるのか・・・・当然、どの種も殖えすぎてしまいます。特に個人の庭は、飛来する野鳥も少ないですし、トカゲやカエルなどの捕食者も、住み着きにくいわけです。

更に言えば、ムラサキケマンやスミレ類は、種子にエライオソームという栄養の塊をくっつけていて、これを食べるためにアリが運ぶことで、種子が広く運ばれていきます。

アブラムシを育てるのも、アリの大事な仕事です。

「アブラムシ?害虫じゃない!?」

と思われるでしょうが、アブラムシはテントウムシの大事な食料です。

アリがいなければ、アブラムシはテントウムシにあっさり食べ尽くされてしまいますし、そうすれば、テントウムシ自体も庭から去っていきます。

テントウムシ以外にも、クサカゲロウの幼虫はアブラムシを専食しますし、小さなカマキリやクモ、変態直後のカエルなどにも、アブラムシは貴重な食料ですね。

さて、話がアリから逸れました。

このように、アリはせっせと働いて、ビオトープの生態系を守ってくれているのです。駆除なんてとんでもない話です。

しかし、最近では外来種のアリも現れつつあってこいつらだけは、話が別。

室内の本の隙間などに巣を作るイエヒメアリなどは、まだ可愛いもんで、アルゼンチンアリは最悪です。

アルゼンチンアリは、ちょっとした隙間にも巣を作る上、同種なら他の巣のアリと争わず、超巨大コロニーを形成(なんと直径100km!!)するそうです。

ですから駆除や根絶が容易ではなく、在来種のアリはもちろん、あらゆる生き物を食害して、時には絶滅に追いやった例もあります。

このうえもなく厄介なことで世界的にも有名で、日本では特定外来生物に指定されていることはもちろん、世界の侵略的外来種ワースト100選定種でもあります。

こんなのが、お庭にやってきたら・・・・・・まぁ、なんとか駆除するしかないでしょうね。

幸いなことに、まだ私の住む地域では発見されていないようですが。

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2008年6月11日 (水)

コンテリクラマゴケ

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青い。

なんと青いクラマゴケ、発見です。

場所は、会社近くの二次林の中。バスのいるため池上部の山道でした。

見つけた時は、小躍りしましたよ。

だって、こんなブルーのクラマゴケなんて、見たことありませんでしたし、新種ではないにせよ、かなり珍しい変種か何かに違いない・・・・・・・と思っていましたから・・・・・・

・・・・・・・・・まさか外来種とは・・・・orz

そうなんです。

知っている人は、「なんとアホなヤツ」

と思われたでしょうが、実はこの植物、「レインボーファン」なんて、インドの山奥で修行でもしていそうな商品名をつけられた、れっきとした観葉植物として、販売されています。

・・・・・・・しかも、けっこう安価。

しかも、調べてみると各地で野生化しているようです。本来中国産ですが、比較的南方系のくせに、こんな雪国にまで、定着してしまうとは恐るべし。

しかし私は、趣味で植物を育てている方達に言いたいことがあります。

あなた達、最後の処理がアバウトすぎ。

花期が終わったり、見頃が過ぎたり、観葉植物だと室内で徒長したりすると、あっさり捨てますよね。パンジーやビオラだって、さあ、これから種子をつけようって時に、あっさり引っこ抜かれてポイ。うまく育てれば、何年も咲くベゴニアだって、捨てられています。

生き物だとはいえ、買った以上は自分の物ですから、それは百歩譲って仕方ないです。

でも、半分生きているような鉢植えを、なんだか鉢ごととか、引っこ抜いて鉢の形のままとか、河川敷や休耕田、林縁などに捨てに来る人の多いこと。

私がこれまで拾った鉢植え。

シンビジウム、ゴムノキ、ノースポール、シャコバサボテン、名称不明のサボテン、イチゴ、ゴールドクレスト、斑入りカポック、ベンジャミンゴム・・・・・・・・・

凄いとこでは、河川敷にしっかり植えられたオリヅルラン。

・・・・・・・・なんで??

ゴミに捨てるのは可哀想だとでも思うのでしょうか?

可哀想なら、最後まで栽培してあげればいいでしょう。

そもそも冬期になれば、熱帯種は枯れます。

いや、枯れればいいですが、枯れなかったら??。

最近では、温暖化で雪も少なく、屋外で越冬してしまう種が増えてきています。

カポックやゴム、ドラセナ、柑橘系の熱帯種なども、北陸で地植えで冬越ししてしまうようになってしまっています。

おそらく、この「レインボーファン」こと、和名「コンテリクラマゴケ」も、そんな感じで林縁にポイ捨てされた鉢植えから広がったものでしょう。

林の一角に一大群落を築いていましたから、ほぼ、帰化したと言っても良い状況です。

日本の生態系にどんな影響を与えるか、現状では未知数ですが、影響が出てからでは、ほとんど対策不可能なのも、外来生物問題の特徴です。

大したことないと良いのですが・・・・・・・・

でも、お願いですから、鉢植えをそのへんにポイ捨てしないでください。

私が拾った植物たちは、手当の甲斐無く枯れたのはほんの少し。ほとんどは回復して、里子に出て行ったり、現在もウチにあったりします。

洋蘭なんか一鉢も買ったこと無いんですが、シンビジウムもデンドロビウムも持ってます。

できるならば、最後の最後まで面倒を見てやって下さい。

どうしても捨てるなら、燃えるゴミか、燃えないゴミとして捨てて下さい。

どうも、鉢植えの土や植物を、回収してくれない自治体もあるようですが、そのまんまだからダメなわけで、分別すれば大丈夫なんじゃないでしょうか。

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2008年6月 8日 (日)

ナメクジの天敵!!

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いきなりのグロ画像からですみません。

実はコレ、我が家のビオトープ内で発見した、コウガイビルの捕食風景なんです。

説明しますと、二つの固まりは石の上で殺害された二匹のコウラナメクジで、左側の方は食べ終わって離れていく、コウガイビルの頭の部分が写っています。

コウガイビル・・・・・といっても、身近な割に知らない方が多い生き物です。

個体数は少なくないはずなのですが、まぁ、あんまり石の下をめくってみる大人が少ないのと、子供はコレを見つけても、正体を追求することなく、グチャグチャにしまうことが多いせいだと思います。

事実、私も幼児の頃から、庭の石の下でこの生き物を何度も見ていましたが、動きの鈍さと、あまりの不定型な姿に、正直、生き物だとは思っていませんでした。

その後、小中と得意科目は理科で、高校では生物部の部長まで張って、大学も生物専攻。

にも関わらず、コウガイビルの名前と姿が一致したのは、大学二年の動物形態学実習の時だったのですから、まぁ、私の間抜けさ加減を差し引いても、この生き物のマイナーさは推して知るべしです。

しかも、この生き物をご存じの方であろうと、こいつが肉食で、しかもナメクジやミミズなどを食べるなんて、知っている方は更に少ないでしょう。

しかし、ご覧の通り、食べるのです。

以前、「探偵ナイトスクープ」という深夜番組のボツ企画集で、

「ナメクジがミミズを食べるところを見た」

という人が出てきて、必死で普通のナメクジにミミズを食べさせようとしていましたが、結局ナメクジはミミズを食べず(当たり前)呆れて探偵さんは帰ってしまっていました。

が、実は、答えはコレだったわけです。まぁ、種類は大型のオオミスジコウガイビルか、クガビルかも知れませんが。

あ、ちなみにこのコウガイビルは「ヒル」とついてはいますが、扁形動物に分類され、いわゆるプラナリアの仲間で、ヒルの仲間ではありません。

クガビルは環形動物で、ヒルやミミズの仲間ですけど。

どっちも、人間にとってはまったく無害。

外来ナメクジを食べてくれることを考えると、有益といっても過言ではないと思うのですが・・・・・・・・

存在を知っている人には、たいてい、全力で嫌われている生物の筆頭ですね。

まぁ、確かに・・・・・・・私も正直言って、好きな生き物ではありません。

身の毛がよだつほど嫌いってわけでもないですが、出来れば一緒に寝たくはないですね。

私の知り合いにも、タランチュラを含め、クモを何匹も飼育していたヤツ、ヘビをこよなく愛する女性、カビや変形菌を自宅アパートで培養していたヤツ、外国産オオムカデを長年飼っている先輩、30センチの熱帯ヤスデを十数万で買ったヤツ、外国産の巨大ゴキブリを数百匹増やしてネット販売していたヤツ・・・・・・

出身が生物学だけに、普通の感覚からはみ出すどころか、普通という言葉自体を、遙か彼方に忘れてきたような、色んな知り合いがいますが、このコウガイビルを「好き」と言った人間には、ついぞお目に掛かったことはありません。

このねっちょり感といい、長さといい、のたくる動きといい、のっぺらぼう加減といい・・・・

あらゆる点が、人の生理的嫌悪感を煽るようです。

とはいえ・・・・・・驚いたことに、東京のとあるペットショップで、大型のミスジコウガイビルが数千円の値段で売っているのを目撃したことがありますから・・・・・・買うヤツ(飼うヤツ)がいるんでしょうね。・・・・・・・・こんなのでも。

まぁ・・・・・・・・・

陰に生き、陰に死するがコウガイビルなど石の下の住人達の定め。

鬼嫁に見つかることはまずありませんし、なにより、最近コウラナメクジが増えすぎて、せっかく挿し木をしたエゾアジサイや実生の樹木が穴だらけにされていましたから、むしろ我が家のビオトープにとっては、大歓迎すべき生き物ってわけです。

悪し様に書きまくりましたが、このコウガイビル、そういうわけで皆さんのお庭にも、住んでいてくれれば、食塩やその辺の妙なナメクジ忌避剤などより、ずっと効果的でしょうから、嫌ってもいいですから、できれば駆除しないであげてほしいものですね。

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2008年5月25日 (日)

ヘビイチゴが地域生態系を救う?

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裏庭ビオトープに植えた、ヘビイチゴが可愛い実をつけました。

この近くの空き地や斜面には、よく生えている植物で、見ての通り実も可愛いため、なんだか散歩に行くたびに、ランナーの先っぽをもらってきて植えていたら、けっこうな数になってしまいました。

今のところ、ビオトープ内では一番、占有面積の広い植物になってしまっています。

ヘビイチゴっていうと、なんだかヘビを呼びそうだとか、実が食べられない、いまいち利用価値の少ない植物っていう風にとられがちですが、在来種の中でグランドカバーに使える種としては、なかなかなものです。

入手しやすさといい、育てやすさといい、実の可愛さといい、花の可憐さといい、販売されているグランドカバーとしての園芸植物に決して引けをとらないと思います。

ランナーで殖えるので、石垣や砂利の上にも這わせることが出来ますし、その先端を誘導してやれば、生える範囲もある程度抑制できます。

年中緑ですから、他の植物の抑制効果も充分。

ムラサキサギゴケやキジムシロ、カキドオシなんかも悪くないですが、殖えにくかったり殖えすぎたり、花の時期が短かったり・・・・・やっぱし、オススメはヘビイチゴ、ですかね。

なにより、少々都会化していても、河川敷や線路脇などに行けば見あたるというのもメリットですね。あまり知られていませんが、ヘビイチゴにも地域性があって、変異個体や亜種、別種(ヤブヘビイチゴなど)が見つかっているので、うかつに移動は出来ませんが、徒歩でご近所からいただいて来れるようなら、そんな心配はいらないわけです。

首題のヘビイチゴが地域生態系を救うってのは、まず一つにはこのこと。

園芸種や外来種を使用しなくても、身近な野生植物で、グランドカバーが出来てしまう。

これはなかなかすごいことです。

よく使用されている園芸種やハーブでも、意外と繁殖力が強くて野外に逸出して、野生化してしまっているものが見られますからね。特に、ミントの仲間やレッドクローバーなどはあちこちで逸出個体を見かけます。

そして、もう一つはグランドカバーとして植物を使えば、除草剤などの使用頻度も減らせますし、コンクリで地面を固める必要もなくなるということです。

除草の手間が省けるというのは、ガーデンの管理では本当に助かることです。

さらに、ヘビイチゴの実は酸味が無くて、人間にはいまいちですが、昆虫や鳥など、色々な生物の食べ物にもなりますしね。

あ、ヘビイチゴの実も食べられないと言っても、酸味がなくカスカスしているだけで、毒があるワケじゃないですから、たくさん集めてレモン果汁を加えてジャムにすれば、人間にも食べられるようですけど、私はまだ食べたことはありません。

イチゴのジャムと違った独特の香りは、作る価値ありだとか。機会があればチャレンジしてみたいものです。

さて、非常にいいことずくめのヘビイチゴなんですが・・・・・

どうも最近、「幸せのワイルドストロベリー」と称して、園芸店で販売もされているようですね。

まぁ、違法ってワケじゃなし、営業妨害もしたくないので、それがいいとか悪いとかは申しませんが・・・・・・・。

前述しましたように、ヘビイチゴは在来種ですが、地域変異や亜種、別種がまだまだ見つかる可能性の高い、地域性の強い植物でもあるわけです。

もしも、ヘビイチゴが近くに自生している人が、それを知らずに、販売されているワイルドストロベリーを購入してきて植えちゃうと、交雑して本来の地域の特徴は分からなくなってしまいます。

また、同じ地域の親種苗から殖やした個体ばかりが流通すれば、日本中で同じ地域のヘビイチゴばかりが殖やされ、地域性は次第に無くなっていくわけですね。

ですから、ヘビイチゴを植えてみようかなー

なんて思われた方は、ぜひ、まずご自宅の周囲を探してみて下さい。

河川敷、公園、山沿いの斜面、林縁、線路脇・・・・少しでも緑の残っているところには、ヘビイチゴは生き残っている可能性があります。

それが見つからない時には・・・・もし、グランドカバーを購入されるなら、できればヘビイチゴでなく、シロツメクサや、四季なりイチゴのような園芸種を植えて欲しいですね。

何故なら、シロツメクサはすでに見つからない場所がないくらい、帰化していますから生態系への影響は低いです。

また、四季なりイチゴのような園芸種は、性質的に帰化しにくかったり、万一逸出しても見分けやすいので、駆除も出来ますから。

どちらも、ヘビイチゴに勝るとも劣らない優秀なグランドカバーですしね。

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2008年5月24日 (土)

モウセンゴケ、生える

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実に、予想外のことが起きました。

プラ池を埋め立てて、雨樋からの水を引き、湿原状にしていた部分に、なんとモウセンゴケが生えて来ちゃったのです。

鬼嫁ビオトープ、始まって以来の快挙と言っても良いかもしれません。

画像の通り、モウセンゴケにしては、葉も多くかなりしっかりした株?です。

この感じだと、かなり前から生えていたのでしょうが、全く気付きませんでした。

そういえば、活きミズゴケをいただいてきた林の縁に、生えているとは知っていましたが。

どうやら、種子か小さな株がミズゴケに紛れ込んでいたのでしょう。

よく見てみると、なんと大小あわせて3株も生えてきていました。

私は食虫植物も結構好きで、これまでにも、市販されているこの仲間も購入しては枯らしを何度もしてしまっていましたが・・・・なるほど、こういう環境だとよく育つんですねー。

食虫植物の何が好きかって、植物のくせに栄養を得るために、動物を補食するなんて、すごいじゃないですか。さらに、特化して進化したこの独特の草体。

やはり、機能を追求した姿は美しい。特に機能の専門性が高くなるほど美しいものです。

ある意味、食虫植物はその最高峰と言ってもいいのでは。

しかし、その割にどの種も、比較的性質が弱くて、環境要求性が高く、エサに昆虫を与えるなんてとんでもない話で、肥料やったら枯れたとか、植え替えたら枯れたとか、水浸しにしたら枯れたとか、乾かしたら枯れたとか・・・・

そういう間抜けな話には事欠かないのが、食虫植物の栽培なのです。

まぁ、タフな性質の植物なら、虫なんか捕獲しないで、根っこから直接養分吸い取るなり、ランみたいに、微生物どもをだまして貢がせるなりすればいいワケで。

しかし、それをしない(出来ない)ところが食虫植物の奥ゆかしさ。それもまた良さです。

その食虫植物が、何の苦労もなくお庭で見られるとは・・・・

とはいえ、今から、食虫植物にとってもっとも危険な夏を越さなくてはいけません。暑さと乾きから、なんとか守ってやりたいですが、ビオトープの管理としては、あまり過保護なことをしては、栽培になってしまいますし、悩ましいところですね。

まぁ、少なくとも遮光のために、おおいかぶさるような低木の植栽と、湿度維持のための工夫はしていこうと思います。

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2008年5月22日 (木)

壁面緑化Ⅱ

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壁面緑化?的な施工は、一応成功。

コケもそこそこ根付いてきたみたいですし(茶色くなってきたのもありますが)、別プランターで挿し木して養生していたエゾアジサイや、ユキノシタ、ノキシノブを植え付けて、これらの生育待ちってところです。

しかし、またまたすこぉし不満が。

問題その1:やっぱし垂直の部分には、植物(コケも)がうまく活着するまで時間がかかるみたい。

問題その2:屋上緑化みたいな特殊な資材は高いし、趣味で広い範囲をやるには不向き。

問題その3:っていうか、塀沿いに立体的に盛り土するだけなら、既存の造園技術だし。

っっていうわけで、もうひとつの壁面緑化方法に挑戦してみました。

材料は・・・・・・・

100円の圧縮ヤシガラ(前回、ピートモスって紹介しましたが、間違いでした)、山砂、セメントです。

これらを容積比で5:5:1で混ぜ、多めの水で練り込みます。

要は、ヤシガラっていう水を含みやすい素材を、砂とセメントで固めて壁に貼り付けちゃおうって寸法です。ダメ元でやってみたのですが・・・・

上の画像の左の塀の部分、これがそうです。

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これがアップ。

穴は指であけました。ここにコケとかを詰め込んで、着生植物を植え付けようかと。

これ自体、素手で塗りつけたのですが、もし真似しようとされる人は、ゴム手袋をして下さい。セメントのアルカリで荒れます。

私は皮膚が無駄に強いので平気でしたが。(まぁ、真似する人いないか)

下の方の色の違う部分は、砂の混ぜ率が低かった部分で、すごくもろくなってしまいました。とはいえ、植物にとっては、その方が良いかもしれませんからね。

で、とりあえずはアク抜きのため、放置中。

植え付けは、2~3週間後くらいにしましょうかね。その間に、植えるものを考えておかなくては・・・・・・・

植物の条件は・・・・

・比較的乾燥に強く ・着生性で ・ご近所に生えている

以上です。

・・・・・・つーか、これじゃノキシノブかギンゴケくらいしかないじゃん・・・・・・orz

いやいや、そう考えるは早計かも。

もう少し地道に近所を探してみようっと。

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2008年4月28日 (月)

壁面緑化?しまーす。

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本日は、初の二回投稿。意味あんのかな??まぁいいや。

で、この画像です~

きちんと生えそろってきたコケたち、プランターに入れて巨大化を防ぎ、新芽も出てきたクヌギ、根付きつつある野草たち・・・・でも、これを見ていて、不満がわいてきたんですよね。

不満の一、プラスチック製のプランターが不格好です。あまりにも。

不満の二、植物の生えられる面積狭すぎ。コンクリ壁の部分がもったいない。

不満の三、土の量が少ないので、乾きやすい。このままでは毎日散水しなくちゃいけないかも・・・・

これらの不満を解消する方法・・・ずっと考えていたんですけど、見つけました。

なんと、「屋上緑化資材」です。用途外使用ってことになるんですかね。

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これです。

屋上緑化用のチップボードですが、スギの間伐材を固めたもので、これを防根シートを敷いた屋上に敷き詰め、上に植物を植えれば、終了。っていうような、相当施工の簡単な、屋上緑化用の培養土と考えてください。

軽量、かついろんな加工が出来ます。壁面に施工するには、ちょっともろいのが難点ですが・・・・・。

しかし、こいつは屋上で使用するくらいですから、水持ちがよく、しょっちゅう水をやる必要がありません。また、ボード状ですから壁面にも使用できそうです。また、うまくやればプランターを隠すものとしても使えそうです。

で、工夫してみました。

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切ったボードを組み合わせて、壁面沿いに斜面を立ち上げてみたわけです。写っている石ころは、会社の土捨て場から持ってきました。なんでか、石ころが混じってくるんですよね。

これで、植物を植える面積は、相当増えましたし、根付かせれば、垂直部分にまで生えることが出来るはずです。

で、さらに

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表面にべっとり塗ったのは、「泥」です。しかしこの泥、実は・・・・

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これを水でふやかしたものです。これってのは、重機の「履帯」すなわちキャタピラまわりにべっとり付いてきた泥なんです。

これがいいのは、くっついてくるくらいですから、相当粘性の高い泥だということですね。しかも近場のシードバンクも含んでいる可能性があります。

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次にべっとり貼り付けたのは、ヤシガラ土です。100円ショップで購入してきた、圧縮されていて、水で数倍に増える培養土なんですが、コレが今もっともコストパフォーマンスの良い植物性培養土ですね。

そして、この上にコケを貼り付けると・・・・・

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わりと良い感じです。

これで、いろいろ植え付けてみて、予想通りの効果が確認できれば、面白いガーデニング資材として、使えるかも。

でも、屋上緑化資材は、めちゃめちゃ高価なモノなんで、そう簡単にはいかないでしょうが・・・

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座右の書

唐突ですが、

座右の書と言えるものが、一冊あります。

それは、コミック・ONE PIECE 16巻 ルフィたちとチョッパーの出会いの話です。

つーても、読んでいない人には、何の事やらさっぱりでしょう。

このエピソ-ド自体、最近、映画化もされましたし、知名度は相当高いと思いますが、とりあえず知らない人向けに説明しておきますと・・・・。

まず「ONE PIECE」ってのは、週刊少年ジャンプ連載の、人気コミックで、海賊の一団が世界一周することで得られる、「一つなぎの財宝」すなわち「ONE PIECE」を求めて旅をする話です。最初は船長のルフィ一人だったのが、剣を口にくわえて戦う面白剣士やら、泥棒やら、ウソと射撃が得意なヤツやらを仲間に入れていきます。

で、医者を探して立ち寄った島で見つけた、医術を身につけた「トナカイ人獣」がチョッパーってわけです。

さて、あんまり詳しく書くとネタバレになっちゃうのですが、私がこの巻を座右の書とまで言う理由は、以下の二つのすごく感動したセリフがあるからです。

「いいかい、優しいだけじゃ人は救えないんだ!!

人の命を救いたきゃそれなりの知識と医術を身につけな!!

腕がなけりゃ誰一人救えないんだよ!!」

「人はいつ死ぬと思う?

心臓をピストルで打ち抜かれたとき。

違う!

不治の病に冒されたとき。

違う!

猛毒キノコスープを飲んだとき。

違う!

人に・・・忘れられたときさ」

前者は、チョッパーの医術の師、Dr.くれはの言葉。

後者は心の師、Dr.ヒルルクの言葉です。

特にくれはの言葉は、ビオトープ活動をする時には、いつも心に浮かんできます。

よかれと思ってやったことが、必ずしもその生き物のためにも、生態系のためにもならないなんてことが、いくらでもあるからです。

面白い例を一つ。

あるブログで、ブログ主が美談として紹介していた行為ですが、末期ガンで余命のない老人が、命が尽きるまでの間、せめて、命を助けてあげる行為をしたいと、毎日アサリを魚屋から購入して、海へ放していたというのです。

この行為を、どう思うでしょう?

彼の気持ちはよく分かりますし、人間からの視点で見れば、ある意味、素晴らしい美談には違いありません。

でも実は、生態学的に見れば、とんでもない悪行になってしまうのです。

まず、アサリは国産ばかりではありません。朝鮮半島や、中国沿岸産のものであれば、遺伝的形質が違いますから、日本在来のアサリにとっては困ったことです。

しかも、最近問題になっているのは、こうした輸入アサリに混じって入り込んだ、サキグロタマツメタというアサリを捕食する巻き貝の大繁殖なのです。

この貝は、もともと日本にも生息していましたが、瀬戸内海の一部にひっそりと暮らしている地味な貝でした。ところが遺伝形質が違うのか、同種とされているのに、輸入アサリに混じっていた連中は放流された浜で大繁殖し、アサリの殻に穴を開けて食べ尽くしてしまいます。

各地の砂浜で大問題となっているのです。

もちろん、すべてこの末期ガンの方のせいなワケはありません。

ここまで大繁殖しているのは、潮干狩りの需要拡大のために、輸入アサリを放流したためです。しかし、もしも前述の末期ガンの方の放流していた砂浜にまだサキグロタマツメタが侵入していなかったら??

その砂浜のアサリを壊滅させるのは、アサリの命を救おうとしたその人という事になってしまいますね。これ以上ない皮肉です。

なんとか、命をつなぐ行為をしたいと願ってした行為が、そのまま命を奪う行為になっているのですから。もし、この方に少しでもこうした生物知識があれば・・・・。

もちろん、これは一つの例に過ぎません。

この他にも、パンくずなど人間の食物を野鳥に与えたために、問題が起きるケースもありますし、ニシキゴイをため池に放流したために、水草が全滅なんて例もあります。

実際に、私の知るビオトープ池にモツゴを放したら、メダカが全滅したというので見に行ったら、モツゴではなくて、ブラックバスの幼魚だったこともあります。

大事なことは、生き物を移植、放逐することだけでなく、自然に対して何かアプローチをしようとした時には、知識や技術を深めていなければかえって、自然破壊になるということです。

そういった知識なしに、どんなによかれという気持ちを込めても、無意味です。

生物は、生物として、あるがままに生きるだけで、いっさい人間の気持ちなど配慮しませんから。

しかし、「ビオトープ」というとどうしても、感情的な部分が先行してしまう例が多く、技術的な部分が先送りにされたり、生態系配慮のためのアドバイスが、ともすると冷酷な言葉に聞こえたりしてしまいます。

でも、生態系にダメージを与えてしまった場合、取り返しのつかなさは、まさに地球レベルです。

だから、私はこのDr.くれはの言葉を、ビオトープ業務においてすごく重みのある言葉として受け止め、なにかしようとした時には、常に思い出すようにしているのです。

もちろん、これは言葉だけでなく、かなり感動的なストーリーに裏打ちされているわけですし、Dr.ヒルルクの言葉についても思うことはあるわけですが、長くなりましたし、それはまた別の機会にでも。

ただ、もしONE PIECEというコミックを見たことのない方がおられましたら、ぜひ読んで欲しいのは、この16巻ですね。

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2008年4月15日 (火)

ムラサキケマンとカンアオイ

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今日の昼休みは、お弁当を会社近くの山の麓で食べました。

お弁当と言っても、愛妻弁当ではありません。

今回の弁当は、Aコープの巻き寿司。

愛妻弁当は、これまでに数えるほどしか食べたことがありません。しかも、単なるおにぎり。

まぁ、それは良いとして。

今回のタイトルのムラサキケマンとはなんでしょう?

実は、紫色の細かい毛が、びっしり生えた特撮ヒーロー・・・すなわち「紫毛男」なんです。

という説明を生物系じゃない掲示板で書いたら、住人全員が信じてしまって困ったことがありました。もちろん、ウソです。

花が咲いていないので、いまいちよく分かりませんが、この画像こそが、ムラサキケマンです。平地や山麓の日陰のやや湿った所に生える越年草で、紫の花が咲きます。その花の形がケマン(華鬘)に似ているため、この名が付きました。

華鬘というのは仏殿の欄間などの装飾具のことです

すなわち「紫華鬘」というわけですね。華奢そうなわりに、けっこう低山から平地の林まで生えている草です。一応、毒草なんですがウスバシロチョウの食草になるので、今回、いくつかの林床の植物とともに、いただいてきました。

とはいっても、やはり、あまり自然個体群にダメージを与えたくないので、車道脇にはみ出してきてしまっているものだけ選んでの掘り取りです。

そうして見ていたら・・・あれ?これはーーー??

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これって・・・カンアオイじゃないですか!!

なるほど、こんなとこに生えているもんなんですねー。実は、初めて見ました。

一説には、移動性が非常に低くて、百年で1mくらいしか移動しないとか・・・・。つまりはこっちからあっちへ移植するだけでも、問題がある。ってことのようです。

地味~な植物のくせに、なんで注目されているかというと、ギフチョウという非常に有名かつ、希少なチョウの食草になっているからです。

百年で1mしか移動しないとなると、本来の「ビオトープ」のポリシーから言えば、「導入不可」ということになるのでしょうけど・・・この地域の平地の林床の状況を再現するには、是非仲間に入れたい種です。

・・・・・かなりどうしようか迷ったのですが、U字溝まではみ出していた小さな株を一つ、いただいてしまいました。まぁ、公園内でもないし、この地域では絶滅危惧種でもないようなので・・・・と、自分自身に言い訳しつつ・・・

まぁ、正直言えば、自分で一度育ててみたい植物の一つだったんですよね。

でも、うまく殖えたからといっても、自宅から2kmほどは離れていますし、我が家の庭にギフチョウは来ないでしょうけど・・・。

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2008年4月11日 (金)

オウレンゲットだぜ

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またまた、廃棄物の山。

っつっても、これって、いわゆる産廃とは少々違っていて、植林のために引っこ抜かれた切り株の山なんです。

たまたま、自宅近くの残土置き場で見つけたものです。

こういうところには、意外に面白いモノがあるもんです。なにしろ、近隣の山地から持ってきたものでしょうから、切り株といっしょに付いてきた土には、色んな植物の根や種が混じってきているはずですからね。

で・・・・おーーっと。これは!?

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ちょっと、露出を間違えて暗くなってしまいましたが、これが、薬草として有名な「オウレン」です。つやつやの葉っぱ、黄色い根っこが特徴。この植物は、根茎をオウレン(黄連)として苦味健胃薬、整腸薬として用います。

漢方では、三黄瀉心湯、黄連解毒湯などに主薬として配合されているそうです。主成分はベルベリンというアルカロイドってことですから、まぁ、本来は「毒」なんでしょうねー。

古くから栽培されてもいますから、我が家でも充分生えてくれそうです。大変残念なのは、オウレンを食草とするチョウは無さそうなことですね。

つまり、バタフライガーデンとしては、あんまり関係なし。

見た目悪くないですから、ビオトープの賑わいとしては大変面白そうな存在ですが。

とはいえ、林床から採ってきたりはしたくないワケですが、日当たりも良すぎて、乾燥しがちな切り株の間なんかに、このまま放って置いても、近い将来枯れること請け合い。

これならば、採集しても問題ないでしょう。

しかも、近隣の産地からのモノであれば、ビオトープへの導入もOK。

この場所では、オウレン以外にも、ゼンマイやミヤマカタバミ、モミジイチゴ、オダマキらしきものも。あと、芽の出たタマネギに大根も捨てられていました。

ゼンマイは根が深すぎましたし、モミジイチゴはトゲが多くて、鬼嫁に怒られそうなのでパス。それ以外は、いただいてきて裏庭のビオトープの、林床再現エリアに植え込みました。

でも、タマネギ、大根は表側の花壇の方へ。何のためにって?

もちろん、花を咲かせてもらうためです。どちらも、チョウの大好きな花を咲かせてくれますからね。貴重な春の吸蜜源です。

どれも、うまく根付いてくれると良いのですが・・・。

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2008年4月 8日 (火)

ツグミとバタフライガーデン

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殺風景な表側の庭に、ツグミが来ていました。

やっぱり、明るくて広い庭の方が野鳥は来やすいようですねー

裏庭のビオトープの方は、たとえ来ていたとしても観察しにくいのですが。

なぜなら、裏の塀の向こうは、すぐ隣家の庭。

そんなところで、カメラや双眼鏡持ってうろうろしていたら、誰でも妙に思いますからね。窓越しとかだと、なおさら疑われるでしょうし・・・・。

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これは、昨年、近所から採集してきたフキの芽です。

毎年、フキノトウを庭で見られるようにするのが、このエリアの目標です。

このエリアというのは、「日当たりの良い高湿度エリア」

裏庭ビオトープの中でも、いくつかのエリア分けをしていることは、前にも書いたと思いますが、土壌にも腐葉土を多く混ぜたり、表面に散布したり、山砂を多く混ぜたり、また粘土質の赤土を多く混ぜたりして湿度や栄養の違いをつけています。

「日当たりの良い高湿度エリア」は、赤土を混ぜ、表面にコケを張って、土中の湿度が他の場所より高くなるように設定した場所です。

こうして、違いをつけておくと、当然のように生えてくる植物種にも違いが出てきますし、同じ植物でもよく育ったり、育ちが悪かったりします。

そうなると、植物に依存している昆虫やその他の生き物は、自分の好きな植物の生える環境を選んで住み着きますから、一様な環境にしておくより、多くの種類の生き物が住めるようになるって寸法です。

理論上は。

まぁ、案外、そううまくはいかないもんですが。

というのも、どんな条件でも生えるアホのような植物や、たいていの植物は食っちゃうアクマのような昆虫もいるので(笑)

ただ、そういうのは外来生物に多いので、この鬼嫁ビオトープでは駆除対象になっちゃいます。

春になって、ビオトープに生えて欲しい植物種は、わりと見えてきた気がします。

あとは、メインになる昆虫ですが・・・

前回も書きましたが、今、企んでいるのはチョウです。

チョウの誘致は、実は昆虫の中でも、けっこう簡単な方なのです。

食草と吸蜜植物の二つを、うまく生やせれば、もう半分は成功したも同然。あとは勝手にチョウが来て卵を産み、ヒラヒラ飛び回ってくれます。

ですから、チョウの来る庭・・・バタフライガーデンの高レベルなのを目指すということは、「チョウが来たかどうか」ではなくて「チョウが何種類呼べたか」ということになります。

なにしろ、現状でもすでにタチツボスミレやスミレが生えていますから、それだけでもツマグロヒョウモンやウラギンヒョウモンの食草になります。

でも、どうせやるなら10種類くらいは目指したいもんです。

幸いなことに、表側の庭には花の咲く木が中心に植えられています。特にスイカズラ科の園芸種ですが、アベリアは花期が長く、吸蜜昆虫も多く訪れるのでバタフライガーデンには最適です。

裏庭の鬼嫁ビオトープには、食草を中心に植えていく計画を立ててみました。

もちろん、自宅の周辺に生えていることが前提ですが。

・シロダモ(アオスジアゲハ) ・コナラ(アカシジミ、ミズイロオナガシジミ)

・サンショウ(アゲハ類)・セリ(キアゲハ)・アケビ(アケビコノハ)・クサネム(キチョウ)

・タネツケバナ(ツマキチョウ)・ギシギシ(ベニシジミ)・クララ(ルリシジミ)

こういった種類が考えられます。

あとは、子供達の自転車の練習にかこつけて、図鑑片手にうろつくのみ。

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2008年3月29日 (土)

シイタケ発生

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今朝、久しぶりに裏庭ビオトープを見てみると、なんと拾ってきた廃ホダ木から、シイタケが。しかもナメクジに食われてました・・・・。

せっかく生えてくれたのに、もったいなかったなぁ。

あと、もしかしてクワガタの幼虫とかが入り込んでいないかと少し期待してたのですが、いまだにシイタケ菌糸が元気だとすると、可能性は薄そうです。

まぁ、もしクワガタが羽化してきたとしても、まだ、我が家のクヌギは樹液を出しませんが。

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あと、採集してきて、去年のうちに湿原部分に植えておいたショウジョウバカマが咲きました。植え替えのダメージが残っているためと、少々遠慮して小さい個体をいただいてきたので、花は小さいです。

他にも、ヘラオモダカもミズゴケもセリも芽吹いてきていて、いよいよ春。

去年植えた種子や苗が、どのようにビオトープを作っていってくれるか、たのしみになってきました。

さて、良いことばかりではありません。

実は、ついに鬼嫁から、飼育室撤去命令が出てしまいました。

理由は、下の子(娘)にピアノを弾かせるから。だそうです。

ずるい。そんなん言ったら、娘に大甘の私が反対できるワケがありません。

とはいっても、スッポンモドキ、オオウナギ、ガルフコーストハコガメをはじめとして、コオロギ、カブトムシ幼虫、クワガタ幼虫、観葉植物などなど・・・・簡単には処分できません。

っつーか、今は処分する気はまるでなし。

交換条件として、元の祖父の家にある倉庫に、飼育室を建造することを許可してもらいました。そして、そっちの庭の一部も、ゆくゆくはビオトープ化していく予定です。

今回は、まぁ鬼でも何でもないかも。

飼育室のある家ってのも、まぁ妙でしょうし・・・・・。

飼育室を新たに建造できれば、逆に、鬼嫁の目を盗んで色んなもの飼えるし、ある意味らっきー。

常にプラス思考のmanatyでした。

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2008年3月 1日 (土)

長い冬

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少し前にどっと雪が降った時に撮った、山の写真です。

なかなかの景観。

しかし、積雪量は少ないものの、なかなか春になりません。やっと今日から3月ですが、昨日までの青空はどこへやら。昨夜はすごい風と雷で、今朝からじめっとした、日本海側特有のイヤな空模様です。

さて、天気の話ばかりしていてもなんですから、少しビオトープの話を。

やっぱり、どうも「ビオトープ」っていうと、屋外に水盤作って、水草植えて、メダカ放して・・・っていうふうに思う人が多いようですね。

まぁ、言葉は使ったモン勝ちですから、日本語における「ビオトープ」は、そのうちそうなってしまうのかも知れません。

でも、本来の意味では、生き物が生息していれば「生物の(ビオ)」+「(場所)トープ」なわけで、池も水草も必要条件ではありません。

極端な話、手をかけていない草ぼーぼーの庭に、「バッタ・コオロギ ビオトープ」なんていう看板を立てるだけでも、充分なビオトープになるわけです。

でも、そういうビオトープって見ませんよねー??

何でかっていうと、やっぱし観察者にとって、水面を眺めるっていうことで、視点を絞りやすいことと、人間にとっては、綺麗な水場ってのは、なぜか落ち着くからではないかと思います。

実際、綺麗な水をたたえた池の畔ってのは、落ち着きますよね。

また、水があると、魚類を放せるってことだけでなく、そうした常時小さな水面があるって状況は、自然界ではなかなか少ないので、昆虫、両生類、鳥類など、けっこう多くの生物が、その場所を利用しやすくなります。

つまり、いろんな生き物がやって来やすくなるわけですね。

例えば、洗面器に水を張っておくだけでも、けっこう小鳥が来たりします。

水浴びや水飲みをしようとしても、道路上の水たまりでは安心できないし、河川や沼は水量が多すぎ、しかも、外敵のことも考えると、安全で清潔な水たまりってそう多くはないのです。

しかも、雨の多い時期ならまだしも、乾燥する時期にはどこを探してもありません。

野鳥を呼ぶには、餌の少なくなる冬期に餌台を置くのが一般的ですが、乾燥する時期に水飲み場を作ってやるのも、手っ取り早い方法です。

餌を用意するのと違って、コストも手間もかからないですしね。

やる場合の注意点は、猫などに襲われにくいように、地面より高い場所に作ることですね。ベランダならそのままでも良いでしょうが、庭の場合は、地面から1mほど高い場所に作るのが良いかもしれません。

でも、プラスチックのコンクリ舟などを利用して、水場を作る場合は、そんなことは出来ませんし、なにより、小鳥の水浴び場とはなりにくいですね。

この場合は、トンボなどの昆虫の飛来を期待しましょう。

こうした容器には、抽水生の水草を植えるのが一般的ですよね。メダカなどを放す場合には、産卵床あシェルターとして有効ですし、水中の栄養分を吸収したり、水質の安定にも寄与します。トンボにとっても、産卵や羽化の際に、基質として使われます。

地元産の植生にこだわるなら、ご近所の農家にお願いして、水田の土を10リットル程度もらってきて、シードバンクからの発芽を期待する手もありますが、都会ではそうもいかないかも知れませんね。

まぁ、ホームセンターへ行けばスイレンだの斑入りのアシだのも販売していますが、それだとどこも同じような水景になってしまいますね。

そこで、意外な水草の入手場所のご提案。

スーパーか、八百屋さんです。

まず、クワイ。これはオモダカを食用に改良したものなので、泥に植え込めば、発芽、生育します。いきなり水中に植えてもポコポコ浮いてしまうので、しっかり発芽するまでビニールポットで育成するのが良いでしょう。また、けっこう5月頃になって、水温が高くなってこないと発芽しません。

次に、クレソン。これも実は水生植物です。挿しておけば泥でも赤玉土でも根付きますが、割と高栄養にしないと、すぐ貧弱になります。

お次はセリ。水田でよく見かけますから、言うまでもないでしょうが、これも水生植物です。よく売っている地域と、そうでない地域があるようですが、販売されていたら、試してみて欲しいものの一つですね。

それと、クウシンサイ(空心菜)とう中国野菜。

これも挿し芽でいけますが、やはり発根してくるまでは、バーミキュライトや赤玉土で、ビニールポットで育成した方が良いですね。

ただ、熱帯性種なので鑑賞できるのは秋まで。保温しても冬期に枯らさないのは難しいので、種子を採った方が良いでしょう。

これらはもちろん、収穫して食用にも出来ます。

でもまぁ、セリだとキアゲハ幼虫が食い荒らしますし、クレソンやクウシンサイは、アブラムシが大好き。クワイはバッタ類が好んで食べます。

でもビオトープですから、そうやって来てくれた昆虫たちも成果の一つ。

もちろん農薬なんぞはまきませんから、人間が収穫、賞味できる部分は少ないかも知れませんね。

あと、面白いところでは、コメがあります。

正月飾りの稲穂や、自家精米の中にたまに混じっている籾を植えれば、たちまち簡易水田のできあがり。種苗法に抵触するので、種籾の購入は難しいですが、成功すればなかなか楽しい水景になります。

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2007年12月20日 (木)

鳥の糞からビオトープ

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さてさて、また間があいてしまいました。

今日は、この時期ならではのビオトープ作業をご紹介します。

上の画像、これだけではなんだかさっぱり分かりませんよね。でも、よく見てください。コンクリの側溝蓋の上に、点々と黒っぽいつぶつぶが落ちてますよね。

よく見ると、白っぽいものもあります。まるで鳥の糞のような・・・いえいえ、これは紛う方なき鳥の糞です。

何でこんな物がビオトープと関係するのでしょうか?

答えはこれです。Dsc_0062

これは、糞の中から出てきた、植物の種です。さすがに、種子だけでは、どんな樹種かは私には分かりませんが、はっきりしているのは、この時期に実を付け、鳥に食べられる種類の樹木で、しかもこの地域に生えていたものであることは間違いないわけです。

糞の主である鳥の種類は、ムクドリ、スズメですが、それは単にここがムクドリとスズメの混成群のねぐらであったというだけのことで、木の実自体はいろんな鳥の餌になることでしょう。

しかも、こうして鳥の消化管を通ってきた種子は、実を取ってきて播くよりも、ずっと発芽率がアップしています。なぜなら、こういう植物は、鳥に食われ、遠くに運んでもらうことが前提で、果肉には発芽阻害物質が含まれ、強靱な種皮も持っているからです。

また、鳥の糞をいじくるのは、インフルエンザなどの関係でいまいち避けたいですが、この時期まで待てば、鳥たちはねぐらを捨てていて、一ヶ月ほど風雨にさらされていますので感染の心配も薄いというわけです。

まぁ、もちろん、ゴム手袋を装着した方が安全です。私は素手でさわっていますが・・・。

こうして、採取した種子をビオトープに播けば、鳥がやってくる、バードガーデンビオトープを、うまく作れます。鳥が集まってうるさいことも、少しは役に立つ面もあるわけですね。

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2007年11月 8日 (木)

枯山水ビオトープ

おお!?ついに画像挿入できた!?

Dsc_0002_5 

えー・・・これは不法投棄されていた石ころ群。水田の中に公園があって、そこに何故か不法投棄するヤツがいるんですね。

石だけじゃなく、泥、流木、抜根、ファンヒータ、古タイヤなんかが山盛りになっていました。その中に、色や形が一定の石ころ群があったので、回収してきたのです。どうも、火成岩でなく堆積岩ぽい。

鉱物は専門外なんですが、いくつかぶつけ合わせてみたけど欠けないので強度は充分のようです。

で、今朝の30分ビオトープ工事。

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いらなくなった水槽の底砂と合わせて、枯山水の完成です。

比較的日当たりの良い場所で、乾燥地型の生物の誘致場所になります。トカゲなどの日向ぼっこが見られるようになればいいのですが・・・・。

ここは草が生えづらくなるでしょうから、もっとも入り口に近い場所に設定しました。嫁にもいいアピールになるでしょう。

さて、うまくアップできていますでしょうか。

などと言っているウチに、携帯へ嫁からの怒りのTEL。

「オマエ!!なんで洗濯機のスイッチ入れてないんじゃいアフォ!!」(原文ママ)

で、一方的に切られました。

ああ、そういや入れ忘れてたかも。

でも、そんな事で仕事中にTELしてくるかなぁ・・・。

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2007年11月 1日 (木)

長いこと悩んだのですが・・・・

やっとブログを立ち上げてみる決心がつきました。

ではまず、自己紹介とブログの趣旨説明から・・・・・

私ことmanatyは、某地方に住む38歳のオッサンです。中小企業の社長をやりつつ、ビオトープ計画管理士なんて資格を持って、地元の小学校のビオトープ実習の時に子供達を教えたりもしてます。

本業はそういうのとはまったく違っていて、どっちかっていうと自然破壊の方なんですけど、もともと大学が生物専攻でしたので、どうしてもそっちがやりたくて、会社の幹部達や家族の目を盗んでビオトープ啓蒙活動をしている今日この頃です。

さて、ウチの嫁ですが・・・ドラマ化されてた鬼嫁日記、ありますよね。

私アレ見てて、まったく普通で違和感ないなぁと思ってました。

具体的にはチャンネル選択権から休日の過ごし方まで、我が家での決定権は私には一切無く、日常、私の分担している家事は、朝食作り、食器洗浄、米研ぎ、ゴミ出し、風呂洗い、洗濯、休日の三食、子供の風呂入れ、寝かしつけ、ベッドメイキング・・・このくらいですかね。

私の帰宅は20時くらい。しかし、帰った時点で食事が用意していない確率は50パーセント。その場合は食事は材料が切ってある場合、材料が買ってある場合、何の用意もしてない場合の3通り。

でも基本的に私が家にいる間は、嫁はソファに座りっぱなしで一切動きません。すなわち夕食も私が作るわけです。

また、子供がお茶をひっくり返そうが、お漏らししようが、泣きわめこうが、これまた嫁は私がいる間は一切動きません。

すべて私の仕事。「あんたの子でしょ」というのが彼女の主張。

会社から帰ってきてから、私が座れるのは飯をかっ込む時間と、嫁が寝付いている間だけなのです。

この嫁、しかも夜私が飲みに出ることは一切容認しません。

相手が重要顧客であっても、です。

たまに行った時に、21時から30分ごとに携帯にTELされまくり、電源を切ったら、店にかけてきて、最後は勝手にタクシー代行を呼ばれてしまったこともあります。おかげで夜の誘いは激減。

ついでに会社の売り上げも激減という始末です。

こんな嫁でも、甘えん坊で可愛いところもあるので、言うことを聞きつつなんとか暮らしていますが・・・どうしても譲れないのが、私の趣味なのです。

その趣味とは

「生物飼育」と「ビオトープ」です。

「生物飼育」の方は、学生時代から続く趣味で、特に両生爬虫類や魚類、昆虫を中心に、自宅の一室を占拠しています。

毎朝6:00起きで、嫁が起きてくるまでの60分間で全ての世話を終えています。彼等については追々ご紹介していきましょう。

しかし、もう一つのビオトープについては、庭をビオトープ化する計画を持っていたのですが家の表玄関を綺麗にしておきたいという嫁の意向により、長らく実現できずにいました。

しかし、

この秋、大きく事態は変わりました。

家の横から裏にかけ、幅1.2mほど砂利を敷いた部分があったのですが、ここに生える草取りが大変だからと、嫁が防草工事を造園屋さんに頼んだのです。

その造園屋さんは、私の知り合い。

私は造園屋さんの社長にお願いして、単なる防草工事ではなく、50センチ程度の帯状に植え込みを残し、またどん詰まりの場所には、プラ池を埋めてもらって、そこに雨どいからの水が入るように工夫しました。

施工後、植え込みは承認していたものの、池の存在は嫁の怒りを買いましたが、想定の範囲内です。池は最初から赤玉土とピートモスで埋め立て、湿原を作る計画だったのですから。

程なく池の存在も嫁に承認されました。

しかし、現時点では単なる赤土の空間が出来ただけ。

ここを鬼嫁の目を盗みつつ、どこまで理想的なビオトープに改造できるか・・・・使える時間は、嫁が寝ている間だけ。

この挑戦をこのブログでご紹介していきたいと思います。

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